Blue Noteに残るジャスの名曲を再解釈したコンピレーションレコードの第二弾、『BLUE NOTE Re:imagined II』から、ポールが自身のプリントコレクションと私的な写真などにインスピレーションを得て、ゲートフォールド（見開きジャケット）のアートワークをデザインした、スペシャルエディションが登場

ポールのオフィスに足を踏み入れると、「インスピレーションの源はどこにでもある」という彼の格言を心から理解することができます。そこは、アート作品、本、置物、こまごまとした物、アクセサリー、そしてレコードなど、隙間もないほどあらゆるものに溢れています。

彼のレコードはどんどん増え続け、部屋のあちこちに（場合によってはかなり不安定に）積み重ねられており、そのジャンルは多岐にわたります。音楽は長い間、ポールにとって豊かなインスピレーションの源であり、最近ではロンドンの新進気鋭のデザイナー、アルワリアとの&PaulSmithにおけるコラボレーションも、音楽が出発点でした。それゆえ、DeccaとBlue Note Recordsと取り組んだ今回のプロジェクトは、まさにポールにぴったりなものでした。

『BLUE NOTE Re:imagined II』は、Blue Noteに残されたジャズの名曲を祝福する特別なプロジェクトの第二弾で、今作にはケイ・ヤング、ヌビヤン・ツイスト、ルーベン・ジェームスなど、現代UKのジャズ、ソウル、R&Bミュージックで輝かしい才能を発揮するアーティストらが参加し、名曲を再解釈、リミックスしています。

2022年に発売された第1弾のファンであるポールは（その年の秋冬コレクションに取り組みながら聴いていた）、この第2弾に自分なりのアレンジを加えたいと考えていました。

限定発売となる今回のアルバムアートワークは、化学処理を施した布を太陽光で露光させイメージを作り出すサイアノタイプ（青写真）プリントの制作過程にインスピレーションを得ており、強烈なインディゴとソフトなペールブルーが夢のような質感を生み出しています。そして、作品に自身の個性を加えることも忘れていません──インナースリーブには、ポールと彼の父親が撮影したそれぞれの思い出の写真と、ポールによる手書きのメモが添えられています。

さまざまな要素で構成されたアートワークのデザインは、あらゆるものの収集癖があるポールと、彼の宝物のようなオフィスにちなんだものであり、ジャズというジャンルの限りなく多様なインスピレーションへの賛辞が表現されています。また、ポール・スミス公式オンラインショップにて限定数量販売する『BLUE NOTE Re:imagined II』には、ポール・スミスの直筆サインが入ります。