SPRING/SUMMMER '22

Melrose, Unwrapped

アメリカ・ロサンゼルスで最もインスタ映えするスポットと称され、その鮮やかなホットピンク色の外観がランドマーク的な存在のポール・スミス メルローズ・アヴェニュー ショップ。このたび、ポール・スミスの象徴的なシグネチャーストライプを祝して、ボックス型のショップの“ピンク色のラッピング”を剥がすと、中からシグネチャーストライプが現れるという、ユニークな壁画を公開しました。

ポール・スミス メルローズ・アヴェニュー ショップの外観は、バブルガム、フューシャ、そしてペプトビスモル（※ピンク色のパッケージが特徴的な、アメリカで最も有名な胃腸薬）と、さまざまな名前のピンク色で表現されますが、ひとつ確かなことは、このショップは非常によく目立つということです。

インスタグラムで#pinkwallというハッシュタグを見かけたら、そのタグがつけられた写真は、街を訪れる観光客や地元の人々が、このショップの前で撮影したものであることに間違いないでしょう。

しかし、メルローズ・アヴェニュー ショップは単なる写真撮影スポットではありません。大胆な色使いは、ポール・スミスのオプティミスティックな理念と哲学とを具現化したものであり、偶然にも私たちの最新キャンペーンにぴったりな場所となりました。

シグネチャーストライプに敬意を表し、今回ショップの外観には期間限定で新たな壁画が施されました。ホットピンク色のラッピングを剥がすと、内側からストライプが現れるというトロンプルイユ（騙し絵）の壁画です。「もし私たちの会社にロゴがあるとすれば、それはおそらくストライプでしょう」とポールはかつて言いましたが、この言葉は世界的に有名になったシグネチャーストライプを見事に言い当てています。一目でそれとわかるこのモチーフは、ポール・スミスのクラフトマンシップ、ヘリテージ、イノベーションを体現しています。

「もし私たちの会社にロゴがあるとすれば、それはおそらくストライプでしょう」

ポール・スミス

昨年大空を旅したシグネチャーストライプの熱気球のように、メルローズ・アヴェニュー ショップの壁画も、このモチーフの職人の手仕事的な始まりと時代を超えた美しさとを讃えています。

ポール・スミスのチームによって考案された今回の作品は、Overall Muralsのアーティストたちによりすべて手描きで描かれました。15ガロン（約57リットル）ものペンキを使い、「シグネチャーストライプ」を構成する40種類の色に合うように目分量でペンキを調合することで、その複雑な色彩を美しく表現しています。まっすぐな線を確認するためのガイドさえ使用せず、アーティストたちはその腕と技術だけを頼りにストライプを描き上げました。

この新たな壁画は美しいだけでなく、ポール・スミスの大胆さと独創性、ブランドが今なお大切にしている伝統と職人技とを表しています。そしてそれは、まさしくシグネチャーストライプそのものを表現するのにもぴったりでしょう。