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    いまの時代を過ごすのに相応しいファッションとは、どんなものなのか? スタイルのあるクリエイターの日常からそのヒントを探し出す連載「New Daily Life」。第7回は、前田有紀さん。「テレビ朝日」のアナウンサーを退職後、一念発起して、花の世界へと飛び込み、スキルを磨き、今ではフラワーアーティストとして活躍しています。

    今へと至る、その道程を振り返ると、お花にまつわる仕事を目指すことを決意したのは、英国だったそう。

    「アナウンサーを辞めた後、好きなことに全精力を注ぎたいと向かった英国で気づいたのは、“自分らしさ” でした。見習いガーデナーとして働いてみたら、予想よりも重労働で、服も体も汚れるし、虫もたくさん。でも、それが苦じゃなくて、そのときに自分の顔を見てみたら、自分らしい顔をしているなあと思ったんです」

    トレンチコート ¥72,600、ニット ¥17,600、シャツ ¥37,400、バッグ ¥38,500、ブーツ ¥53,900(すべて税込)

    アウターは、前田さんの人懐っこい笑顔を象徴するような、ピンクのコート。「春らしい色が素敵」と前田さんが表現する、そのピンクの風合いは繊細そのもの。派手すぎない上品な光沢とドライタッチな肌触りが特徴の生地は、軽やかで日常使いにぴったり。加工により、毛羽立ちを抑えた、カジュアルすぎないクリーンな風合いは、華やぐ季節のワードローブの主力として活躍してくれそう。

    インナーは、小さな花があしらわれた、爽やかなフラワープリントのシャツ。フラワーアーティストである前田さんにとっても、「どれも繊細で、かわいいお花ばかり」というパターンは、英国のリバティ社のもの。ちなみに、前田さんが持っているブーケは、このフラワープリントをイメージして、前田さん自身がアレンジ。ピンクのアウターとフラワープリントのシャツを、ベーシックなネイビーのパンツでまとめることで、甘すぎないコーディネートに。

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    「前職のアナウンサー時代は、人から見ておかしくない服、アナウンサーとして変に思われない服を選んでいました。その後お花の仕事では服がすぐ汚れるので、汚れたり傷んでもいい服ばかりを着ていた時期を経て、今では、表現としての服であったり、自分らしくいられる服が好きです」

    「ポール・スミスは誰もが知るブランドだけど、ポール・スミスさん個人の思いがしっかりと投影されているブランドだと思います。例えば、ポールさんご自身が撮影した写真をTシャツにしたり、集めていらっしゃる切手コレクションや、ご自宅の庭に来たキツネやウサギをモチーフにするとお聞きして、親しみを感じて、さらに好きになりました。都会的なデザインのなかで、自然を自分らしく表現されているのが、本当に素敵。ポール・スミスだと分かる世界観がある。花をデザインする人間として、目指すべき部分がたくさんあって、尊敬しています」

    ブルゾン ¥47,300(※実際の商品はドットボタンのデザインに変更となります) Tシャツ ¥22,000、スカート ¥47,300、バッグ ¥28,600、ブーツ ¥53,900(すべて税込)

    まさにこの日のコーディネートは、前田さんが求める機能性と自分らしさを体現するもの。例えば、雨の多い英国でも活躍するであろう、撥水性を持つこのブルゾンは、透湿性も合わせ持つので、服のなかが汗ばむこともなく、快適。ボディや袖もゆったりとしたデザインで、ウエストのコードを絞ればまた違ったシルエットを楽しむこともできます。「ベリーマX」という僅か1ポンド (453g) で地球を一周できるほど細い糸を使い、軽さにも特徴があります。

    インナーに着た、同じプリントで素材違いのTシャツとスカートは、ビタミンカラーに織り交ぜられた黒が全体を上手く引き締め、甘すぎないテイストに。

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    コート ¥64,900、ワンピース ¥42,900、バッグ ¥35,200、スニーカー ¥37,400(すべて税込)

    「最近では、フラワーロスにまつわる活動をしています。フードロスと同じで、お花屋さんでも売れ残って捨てられる花がたくさんあります。だから、花を飾る文化が育って、捨てる花が減るといいですね。そのためにも、服のフラワープリントなどもそうですが、生活のなかで花を身近に感じながら、暮らす人が増えていって欲しいですね」

    そう語る前田さんが着たワンピースは花畑の上に、ブルーのグラフィックがあしらわれたもの。前田さんが「実にポール・スミスらしい唯一無二のデザイン」という通り、ポール・スミスが得意とするフォトグラフィックプリントが映える。

    また、スタンドカラーのシングルコートは撥水性と透湿性を持ち、長い丈ながらもさらっと羽織れる一着に仕上がっています。レインコートやマウンテンパーカのディテールを取り入れたカジュアルなデザインで、フードは取り外し可能。

    最後にこれからの活動について聞いてみました。

    「より多くの人にお花のことを好きになってもらいたい、お花を飾ってもらいたいという気持ちが強くなりました。アナウンサーとして、伝えることを念頭に仕事をしてきた私のこれまでの経験と、新しいお花での経験を重ねて、今後は活動していきたいです」

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    前田有紀(まえだ・ゆき)

    フラワーアーティスト。10年間勤めたテレビ局を退職後、2013年に半年間英国へ留学し、インターンのガーデナーとして働く。帰国後は、都内のフラワーショップで3年修行を積み、独立。“花とあなたが出会う場所” をコンセプトにした、フラワーブランド「gui」をプロデュース。切り花からガーデニング、作品制作から空間装飾まで多岐に渡る。

    Produced by Rhino inc.