Paul Smith

2017年春夏シーズンの『ポール・スミス』メンズコレクションは、オプティミスティックな色使いやプリントを通して、平和とポジティブさを力強く表現しています。
 
ポールはティーンエイジャーだった60年代、故郷ノッティンガムから初めてロンドンを訪れ、ノッティングヒルにある友人の家に滞在しながらロンドンの街を探索しました。当時、50年代からカリブ系移民が多く暮らしていたウエストロンドンは活気に満ち、ストリートでは色鮮やかで洗練された着こなしの男性で溢れていました。2017年春夏シーズンは、彼らの着こなしからインスピレーションを受けそれを再構築することで、ポール・スミスらしさが際立つコレクションになっています。
 
60年代当時、ウエストロンドンを闊歩していたカリビアンたちのスーツスタイルにヒントを得たセットアップは、非常に軽量な仕立てと通気性の良いイタリアンウール素材が特徴で、エフォートレスでありながら洗練された雰囲気のドレスアップスタイルを作り出します。また、トラウザーズにはバナナシェイプの新たなシルエットが登場します。アイスホッケーのユニフォームを彷彿とさせるビッグシルエットのTシャツやジップアップジャケットなどのスポーツウェアフィーリングのアイテムは、コレクションにコンテンポラリーな要素を加えています。
 
ポール・スミスならではの力強く大胆な色使いは、陰鬱な出来事や悲しみに溢れる世界に、明るくオプティミスティックなメッセージを発信します。イエロー、グリーン、レッドに代表される温かみのあるカリビアンカラーは、ポール・スミスの代名詞ともいうべき鮮やかなストライプを描き、カリビアンタータンチェックがジャケット、シャツ、トラウザーズなどに繰り返し登場し、ポジティブでハッピーなコレクションの雰囲気を一層引き立てます。
 
Tシャツにあしらわれた数字の17のグラフィックには、2017年がより明るく、幸福で平和なものであるように祈りが込められています。