Paul Smith

2016年秋冬シーズンのPaul Smithメンズコレクションは原点回帰し、デザインシグネチャーともいうべきストライプ、プリント、テーラリングをフィーチャーしています。
 
ポール・スミスの代名詞であるストライプはコレクション全体で再び存在感を示し、カシミヤのニットに織り込まれ、テーラードコートのフロントに力強く表現されています。今シーズンのテーラードアイテムにはルーレックスのピンストライプやマイクロハウンドトゥ―スが登場し、刺繍やジャカードで恐竜をあしらったシャツやニットをインナーに合わせることで、インパクトあるモチーフがさり気なく覗く遊び心のあるレイヤードスタイルを完成させています。テクニカル素材のボンバージャケットに落とし込まれたデジタルプリントのピーチ柄は、ポール・スミスがかつて他に先駆けて採用したフォトグラフィックプリントで表現しています。60年代から70年代前半のフリースピリット(自由な精神)を表現している今シーズン、レザーベルトのバックルにはリップモチーフを、タッセルローファーにはマッシュルームとピースサインのチャームを施しています。
 
コレクションはアウターウェアがキーアイテムになり、特にエプソムコートはさまざまな素材やディテールで登場します。シープスキン、カシミヤなどのコートは、ラペルもピークドラペルやノッチドラペル、合わせもシングル、ダブルブレステッドと異なるスタイルを展開します。インナーにクラシックテーラーリングやニットをレイヤードした着こなしを提案しており、トラウザーズは裾がフレアになったモデルやハイウエストのモデルを展開します。また、シューズはローファー以外にもヒールのあるアンクルブーツなどが特徴的です。
 
カラーパレットはポールの長年にわたるサイクリングへの情熱に影響を受けており、ストライプに落とし込まれたピーチとブライトグリーンのコントラストカラーは、少年時代のポールが憧れていた、当時を代表するサイクリストたちの鮮やかなサイクリングニットジャージからインスピレーションを受けています。